ファミコン拡張コントローラ
(ジョイカードやホリコマンダー)を
PCで使用してみる

更新日:2005年5月15日
※改造は自己責任の上でお願いします。コントローラが壊れようがPCが燃えようが責任は持てません。

ファミコンの拡張コントローラはD-sub15pinの市販品コネクタを使って、(一応)PCとDPP接続することが可能です。

で、下図が製作したもの。


注意点は
Windows2000やXPの環境下でファミコンコントローラに対応したドライバは(2005/5現在)正式にはないということです(NTpadにNESの項目があるのでいけるかと思いましたが、ダメでした)。
でどうするかというと、ファミコンコントローラをスーファミパッドとして無理やり、認識させてしまおうというわけです(実はスーファミとファミコンのコントローラに使用しているICは同じなのでこのような荒業が可能)

FAMICOMANIAさんのHPに面白い改造例が紹介されています。
http://www.h3.dion.ne.jp/~kuboken/famicom/fccont.html
http://www.h3.dion.ne.jp/~kuboken/famicom/fccont2.html


ドライバはPsxpad(寄付ウェア)を使用させていただき、インストール時、スーパーファミコンを選択しましょう。
インストール後、ジョイカードやホリコマンダーを接続し、コントロールパネルのゲームコントローラ(Windows2000の場合はゲームオプション)を確認します。
DPPが正しく製作され、Psxpadインストール時のパラレルポートの設定など間違いがなければ下記のようになると思います。




@、B、D、Eが押されっぱなしです(ファミコンにはないX、Y、L、Rボタンの分)
上記でも、セッティングできさえすれば問題ないのですが、セッティング方法の殆どはそのボタンを押すことによって認識→再配列という流れなので、この常時ONが邪魔をして思い通りに、設定できません。

これを回避する方法は一応、2つあります。
1.適当なUSBコントローラや他のDPPコントローラを用意して、ボタンの割り振りのみ行ってやります。ファミコンDPPが先に設定されたように動作してくます。
2.キーボードでゲームを行う設定にします。JoyToKeyを使用し、ファミコンDPPとキーボードを対応させます。

以上。

資料
1(GND)
12(P/S)
13(OUT)
14(CLK)
15(VCC/+5V)
ファミコンコントローラーのピンアサイン



回路図(1P用)



DB25-12----------DB15-13(2P)
DB25-13----------DB15-13(3P)
DB25-15----------DB15-13(4P)
2P以上のものを製作する場合



USB(A)ケーブルのピンアサイン

上記回路のままでは、パラレルポートやコントローラの個体差により、動作しない場合があります。特に、このファミコンDPPはうまく動作しない傾向が強いです。対策としてCLOCKとDATA(OUT)のラインにシュミットトリガ(74LS14または74HC14)を通してあげましょう(動作も安定するのでGOODです)



D-sub25pinのハウジングの中に何とか収まりました。
74HC14についてはhttp://www.psxpad.com/psxpad/function/create.htmlに詳しく説明されています。

いくつか、難点がありますが、市販品だけで何とかなりますので、写真のような綺麗なDPPケーブルが自作できるかと思います。


参考HP
ファミコン基礎科学研究所
http://www012.upp.so-net.ne.jp/flab/fconadapter/