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EZ-USB UMJ

トラブルシューティング

■ EZ-USBのドライバが認識されない ■
EZ-USBが認識されると、USB(Universal Serial Bus)コントローラの所にCypress EZ-USB(2131Q/2131S/2135S) - EEPROM missingというのが現われます。


上図のようにならない場合、
C:\Cypress\USB\Driversの下にあるezusbw2k.infというファイルをメモ帳などで開いて1行追加してください。

<修正前>
[Version]
Signature="$CHICAGO$"
Class=USB
provider=%Cypress%
LayoutFile=layout.inf

<修正後>
[Version]
Signature="$CHICAGO$"
Class=USB
ClassGUID={36FC9E60-C465-11CF-8056-444553540000}     ; この1行を追加
provider=%Cypress%
LayoutFile=layout.inf


また、下記フォルダにあるezusbw2k.infも同様に修正してください(修正したezusbw2k.infを下記フォルダにコピーしてもOK)
C:\Windows\SYSTEM32 (Windows XP)
C:\WINNT\SYSTEM32 (Windows 2000)
C:\Windows\SYSTEM (Windows 98/Me)

その後、USBケーブルを抜き差しして、うまくいけばそのまま認識してくれます。
PnPでドライバを要求された場合は、このezusb2k.infを指定してやってください。
それでもダメな場合はEZ-USB Development Kitのインストールに失敗している
可能性がありますので、もう一度、削除/インストールをして、上記作業を行なって下さい。
パソコンの相性問題の場合は、今のところあきらめるしかないと思います。
(EZ-USBのドライバがバージョンアップして改善されるのを待つか、パソコンを買い直すか)

■ EEPROMへの書き込みができない ■
何故そうなるのかわからないのですが、一度ブート用(1バイト目が0xB2)に書き込んだEEPROMに対して、再度、コントロールパネルを使用して書き込むことが出来ません。

これでは困りますので、これを回避する方法を伝授します。

まず、スライドSWでEEPROMをOFFにしてファームウェアが読み込まれない状態でEZ-USBを起動します。起動確認後,
EEPROMをONにしてください。

次にEZ-USB Control PanelからDownloadボタンを押して、C:\Cypress\USB\Examples\EzUsb\Vend_Ax\Vend_Ax.hexをEZ-USBへアップロードします。そしてVendReqの欄にReq=0xA9, Value=0, Index=0, Length=1, Dir=0 OUT, Hex Bytes=FFと入力しVendReqボタンを押してください。EEPROMの一番最初が0xFFに書き換えられ次回の起動時からEEPROMのファームウェアが読み込まれなくなります。

そのまま続けて、EEPROMボタンを押して書き込みたいEEPROMイメージ(iicファイル※1)を指定してください。このときファイル名は半角小文字英数字をご使用ください。ファイル名が大文字の場合、なぜか書き込みが失敗します。
書き込みが失敗する場合は、書き込み前に、Clearボタンを押す、USBを抜き差しする、など一旦リセットを行なうと次のEEPROMイメージの書き込み動作が安定する場合があります(逆に不安定になることも・・・PC環境に左右される)。

最後に、ログ表示が流れ、終わったようでしたら、USBケーブルを抜いてください。このとき、「データ エラー (巡回冗長検査 (CRC) エラー) です。」という警告がでなければ、無事、書き込み成功です(以上、めでたし、めでたし)。

※1
■ iicファイルの作り方 ■
iicファイルはCypressの提供するツール C:\Cypress\USB\Bin\hex2bix.exe を使用して行います。変換したいファイル(仮に"fw.hex"とする)をC:\Cypress\USB\Bin\へコピーして、DOS窓で"hex2bix -I fw.hex"と入力してください。これでfw.iicが得られます。